ライフサイクルの成熟期にあって、ベネフィットもブランドも広く十分に認知され、人々にとって日常的となり、それゆえに興味の対象ではなくなってしまい忘れられがちな製品について、想起させ明確なポジショニングを再認識させるためのメッセージである。
つまり、当該製品やブランドを意識させ続けることを意図している広告である。
大規模な予算をかけて行われるコカ・コーラのテレビ広告などはその典型である。
コカ・コーラという大ブランドについていまさら知らせたり、購買を説得したりしようというのではなく、折に触れてそれを思い起こさせるために行われるものである。
その意味では、説得型広告が攻撃的であるのに対しリマインダー広告は防衛的、
現状維持的性格が強いといえるだろう。