クリック&モルタル

EC(電子商取引)において、実在の店舗や営業担当者と、インターネット上のウェブ・サイトを組み合わせて、相乗効果を狙うビジネス手法。既存の店舗小売業者を指す「ブリック(レンガ)・アンド・モルタル(セメント)」のブリックをパソコン用語のクリックに置き換えたもので、「店舗を持ちながらネット販売をしている小売業者」を意味する。ネットビジネスは、アイデアとスピード中心のネットベンチャー優位の時代から、既存店舗や既存ブランドを生かした大企業のネットへの本格参入の時代になった。現在、日本の大手企業の多くがこのビジネスモデルに取り組んでいる。海外では、大手書店チェーンのバーンズ&ノーブルや、量販大手のシアーズ、ウォルマート、トイザらス等がこれに該当する。チャールズシュワブ社CEOのデビッド・ポトラックが名付けた。