プロダクト・ポートフォリオ・マネジメントとは、企業が事業の組み合わせを最適化するための考え方である。事業がどのような段階にあるのかを1つのマトリクスで表現することにより、事業のポートフォリオを一覧することができる。市場の成長の度合いを市場成長率として縦軸に、その市場での自社のマーケットシェアを横軸にそれぞれとります。
市場成長率もありマーケットシェアも高い部分は花形製品と呼ばれます。シェアが高いため現金収入を多く得られるが、市場が拡大しているため新規の業者も沢山参入してくるのです。よってこのポジションを「維持」する戦略が必要になってくるのです。
市場成長率は低いがマーケットシェアが高い部分は金のなる木と呼ばれます。シェアが高いため現金収入が多く得られるが、設備投資の必要性もないため「収穫」の戦略をとらなければなりません。
市場成長率が高くマーケットシェアが低い部分は問題児と呼ばれます。シェアが低いため現金収入が低いポジションであり、設備投資もたくさんして競争に勝っていかなければならないので「育成」の戦略をとる必要があります。
最後に、市場の成長率が低く、シェアも低い部分は「撤退」の戦略をとらなければなりません。