データマイニング

膨大な量の「生データ」を、マーケティングや経営にとって必要な傾向動向、相関関係、パターンなどに導き出すための技術や手法。小売店の販売データや電話の通話履歴、クレジットカードの利用履歴など、企業に大量に蓄積されるデータを解析し、その中に潜む項目間の有益な関係やパターンなどを探し出す。従来は、こうした取引の「生データ」は、経理処理に必要なだけで活用されることはなかったが、情報技術の発展により、潜在的な顧客ニーズが眠る「鉱山」として「採掘(mining)」されるようになった。例えば、スーパーの販売データをデータ・マイニングで分析することにより、「ビールを買う客は一緒に紙オムツを買うことが多い」「雨の日は肉の売上が良い」など、項目間の相関関係を見つけることができる。