一度、自社製品を購買した顧客が永続的に購買するように仕向けることをいう。
これを非常に単純なシステムで実現をした会社がある。
「やずや」は地元福岡市を中心に展開している企業である。「やずや」のマーケティング戦略の特徴は一度掴んだ顧客を逃がさない「囲い込み」にある。
顧客を確保して継続して購買を促すためにとる方法は、情報誌の送付や定期的なDMが一般的だった。しかし、これではコストがかかりすぎるし、顧客に再注文をさせるというリスクは存在してしまう。そこで健康食品は毎日、長期的に使って効果が現れるという大義名分のもとに、定期コースへの申し込みを促し、半永久的に顧客を囲い込むことに成功した。
その上で好きなときに定期購買を中止することができたり、割引サービスを受けられるようにするなどの戦術がとられている。
この戦略は非常に単純な戦略だが、いまや定期コースの設定は健康食品販売の定石となっている。