ティッピングポイントとは、「ニューヨーカー」などを執筆するマルコム・グラッドウェルが情報があたかも伝染のように広がる臨界点のことを指し、命名したものである。
セブンイレブンでは、1つの地域に店を密集させる高密度多店舗出店(ドミナント)戦略をとっている。
こうすることで、ある一定段階まで店が増えたときに突然、集客力が急激に伸び始めてブレイクするのである。顧客の認知度が一定のレベル(ティッピングポイント)に達するとそれがきっかけとなって急激に伸びることになる。
また、この「ティッピングポイント」は商品にも意識されている。セブンイレブンでは商品を広く陳列面をとって認知度をあげていくことでブレークを誘発させます。廃棄ロスを恐れて、消極的な陳列をしたのでは「ティッピングポイント」に達するまえに終わってしまいます。
セブンイレブンの実績からもこの「ティッピングポイント」を強く意識してマーケティング活動を行っていくのは重要であると判断できる。